この記事がおすすめの人
- 特急列車のグリーン車におトクに乗りたい人
- 『e早特』について知りたい人
- 学生の人
『e早特』とは?
『e早特』とは、JRが発売する格安切符のことで、西日本の特急グリーン車におトクに乗れるきっぷです。
なんと指定席+数百円の値段でグリーン車が利用できたりと、とてもおトクなきっぷです。
そこでこの記事では、e早特でグリーン車におトクに乗る方法について紹介していきます。
学割や障害者割引と組み合わせて、さらにおトクにするテクニックも紹介しますので、ぜひご覧ください。
『e早特』の解説
ではまず、『e早特』について簡単に紹介します。
e早特のPOINT
- 西日本の特急列車グリーン車がおトク!
- 『J-WESTカード会員』『JQ CARD』限定きっぷ
- 3日前までに『e5489』よりネット予約がが必要
- 乗車券は別途購入可
先ほども紹介した通り、JR西日本特急列車のグリーン車がおトクに利用できるきっぷです。
主な特急列車の主な区間で利用できます。
そして注意していただきたいのは、このきっぷが『J-WESTカード・JQ CARD会員限定きっぷ』であるということ。
JR西日本のクレジットカード『J-WESTカード』またはJR九州の『JQ CARD』を持っている人のみ購入できます。
J-WESTカードについて知りたい方はぜひこちらの記事をご覧ください。
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また、このきっぷは乗車の3日前までに『e5489』からの予約が必要ですので注意してください。
※『e5489』とは、JR西日本の予約サイトで、ネットからきっぷが買える便利なサービスのことです
また、このきっぷは特急券とグリーン券がセットになったきっぷのため、別に乗車券を買う必要があります。
予約時に一緒に乗車券を買うこともできますし、別々に買うこともできます。
それではここからは、以下の4点からe早特について紹介していきます。
- 利用できる特急列車・区間
- 値段
- きっぷの買い方・使い方
- きっぷの細かなルール
そのあとで、学割などと組み合わせるテクニックを紹介します。
利用できる特急列車・区間
e早特が利用できる区間はこちらの5つ
- 関西~北陸
- 関西~南紀
- 関西~関西空港
- 関西~北近畿
- 岡山~山陰
関西~北陸
大阪と金沢を結ぶ『特急サンダーバード』が利用できます。
また、サンダーバードと北陸新幹線・特急ダイナスターを乗り継いで、富山・和倉温泉へ行くことも可能です。
利用できる区間は『大阪~京都』と『近江今津~富山・和倉温泉』の間です。
関西~南紀
京都・新大阪と白浜・新宮を結ぶ『特急くろしお』が利用できます。
利用できる区間は『京都~天王寺』と『和歌山~新宮』の間です。
関西~関西空港
関西空港と京都・大阪・滋賀を結ぶ『特急はるか』が利用できます。
『関西空港』と『新大阪~米原』の間で利用できます。
関西~北近畿
関西と北近畿を結ぶ4つの特急が利用できます。
- 特急こうのとり(新大阪~城崎温泉)
- 特急きのさき(京都~城崎温泉)
- 特急はしだて(京都~天橋立)
- 特急まいづる(京都~東舞鶴)
e早特は以下の区間で利用できます。
- 『新大阪~尼崎』と『福知山~城崎温泉』
- 『京都・二条』と『和知~城崎温泉』
岡山~山陰
岡山と松江・出雲市を結ぶ『特急やくも』が利用できます。
『岡山・倉敷』と『生山~出雲市』の間で利用できます。
値段
通常のグリーン車の値段より、700円~4,000円おトクです。
割引率は乗車券の値段も含めると、おおよそ30%ぐらいとかなり高いです。
指定席の値段に数百円~1,000円足すだけでグリーン車に乗れるため、とても魅力的といえます。
詳しいお値段についてはこちらからご覧ください。
きっぷの買い方・使い方
最初にも紹介した通り、『J-WESTカード』を持っている人が対象です。
カードを持っていない方は買えませんのでご注意ください。
ここからはJ-WESTカードを持っている方に向けて紹介していきます。
事前準備
きっぷを予約するためには、まず『J-WESTネット会員』になる必要があります。
※J-WESTネット会員は年会費等完全無料です。
こちらの公式ページの『J-WESTカードもしくはSMART ICOCAをお持ちの方』より登録できます。
きっぷの買い方
- こちらの公式ページへ移動し、ログイン
※既にログイン済みの方は②へ - 『その他の特急・新幹線予約』より、予約したい列車の経路・日時を入力・検索
- 予約したい列車の『グリーン車』を選択し、『選択する(新規予約)』をクリック
- 『e早特』を選択する
- 画面の指示に従って、座席などを入力して完了!
- 予約完了画面を印刷しておく
きっぷの受け取り
e早特は乗車前に紙の切符を受け取る必要があります。
きっぷの受け取りは、JR西日本・四国・九州のみどりの券売機などでできます。
詳しくはこちらの公式ページよりご確認ください。
乗車
受け取った紙の切符で、予約したグリーン車の座席に座ればOKです。
細かなきっぷのルール
払いもどしなど、細かなきっぷのルールを解説します。
細かなルール一覧
- 乗車日の1か月前~3日前まで発売
- こども用もあり
- 途中下車は前途無効
- 後続の列車の自由席などには一切乗れない
- 変更が可能
- 払いもどしも可能
予約は3日前までに行う必要があるので気をつけてください。
また、普通のきっぷと違い、乗り遅れるとそこで無効となります。
手数料なしでの変更が可能ですので、乗り遅れそうならすぐに変更することをおすすめします。
変更・払いもどしに関しては、内容が複雑なため公式ページよりご確認ください。
さらにおトクにするテクニック
ここからは、e早特とほかのおトクなきっぷを組み合わせ、さらに安くするテクニックを紹介します
きっぷの仕組み
このテクニックを紹介する前に、簡単にきっぷの仕組みを紹介します。
JR特急のグリーン車に乗るには、3枚のきっぷが必要となります。
乗車券➕特急券➕グリーン券
そして、このe早特は、特急券とグリーン券が合わさったきっぷです。
そのため、e早特でJR特急グリーン車に乗るには2枚のきっぷが必要になります。
乗車券➕e早特
乗車券はe早特と一緒に購入することもできますし、別々に買うこともできます。
そこで、乗車券と同じ働きをする格安切符や、おトクな乗車券を別途購入し、e早特と組み合わせます。
格安切符・おトクな乗車券➕e早特
こうすることで、ダブルで安くなりとてもおトクになります。
ここからは、e早特と組み合わせられるおトクなきっぷを紹介します。
学割・障害者割引
学生や、障害者手帳を持っている方が使える技です。
学割は乗車券が2割引き、障害者割引は5割引きとなります
学割は101キロ以上の乗車券に適用されます
関西1デイパス
e早特を追加で買うことで、特急のグリーン車にも乗れます
高野山や比叡山などに行けるチケットもついているので、関西の観光にぴったりのきっぷです
関西1デイパスを乗車券代わりに使い、e早特と組み合わせます。
関西1デイパス➕e早特
フリーエリアの外から関西に来る方は、
フリーエリアまでの乗車券➕関西1デイパス➕e早特
とすればOKです。
例)金沢の人が関西旅行に来るとき
金沢~敦賀の乗車券➕関西1デイパス➕金沢~大阪のe早特
関西への日帰り旅行に向いています。
『関西1デイパス』については、こちらの記事で詳しく紹介していきます。
レール&レンタカーきっぷ
201キロ以上JRに乗り、降りた駅で『駅レンタカー』を借りる場合に使えます
乗車券が2割引き、料金券が1割引きとなりおトクです
この『レール&レンタカーきっぷ』をe早特と組み合わせます。
レール&レンタカーきっぷ➕e早特
乗車券を『レール&レンタカーきっぷ』として買い、e早特と組み合わせればOKです。
現地で車も使いたい場合におすすめです。
ICカード乗車券
おトクではありませんが、便利な使い方として紹介します。
ICOCAやスイカなどのICカードと、e早特を組み合わせる方法です。
ICカード➕e早特
乗車券を買う必要が無いので、とても便利です。
西日本では、これらの区間でICカードが使えます。
e早特が発売されているすべての区間で利用可能です。
まとめ
『e早特』についてもう一度まとめるとこちら。
e早特のPOINT
- 西日本の特急列車グリーン車がおトク!
- 『J-WESTカード会員』『JQ CARD』限定きっぷ
- 3日前までに『e5489』よりネット予約がが必要
- 乗車券は別途購入可
『e早特』と組み合わせられるおトクなきっぷはこちら。
e早特と組み合わせられるきっぷ
- 学割・障害者割引乗車券
- 関西1デイパス
- レール&レンタカーきっぷ
- ICカード乗車券
e早特をうまく使えば、指定席とあまり変わらない値段でグリーン車に乗れ、とてもおトクです。
グリーン車は指定席や自由席に比べ、とても快適で至れり尽くせり。
きっと楽しい移動になることでしょう。
ぜひ、e早特をうまく活用して、おトクにワンランク上の移動をしてみてください。
最後に紹介したテクニックもぜひ試してみてください!
それでは、良い移動を!