こちらのきっぷは発売を終了しました。
関西1デイパスとは?
『関西1デイパス』とは、JR西日本が発売する格安切符のことで、関西圏のJRと大阪水上バスが一日乗り放題になるフリーパスです。
また、フリーパスに加えて、好きな観光地に行けるチケットが手に入ります。
春夏秋冬で選べる観光地が変わり、夏は有馬温泉、冬は琵琶湖の竹生島など、様々な場所へ行けます。
関西1デイパスについてくるもの
- 関西のJR普通・快速乗り放題
- 大阪水上バス乗り放題
- レンタサイクル1回無料
- 各観光地へのチケット(いずれか1枚)
例として、2021~2022年冬のチケット内容を紹介します
- 冬(2021~2022) ここをクリック!
そんな観光地チケットに年間を通して登場するのが『高野山チケット』です。
新今宮(大阪府)~高野山までの近鉄の往復きっぷと、高野山エリアのバス(乗り放題)、さらにはお寺や土産物屋の割引券までがセットになっています。
他の観光地のチケットよりもお得で、これさえあれば高野山観光は困らないぐらい充実しています。
そこで今回は、『関西1デイパス』で高野山に行く方法について、詳しく紹介します。
関西1デイパスで高野山へ行こう!
ここからは、関西1デイパスで高野山へ行く場合の割引額や切符の買い方、使い方などについて紹介していきます。
きっぷの内容
関西1デイパスで高野山チケットを選択した場合は、次のようなサービスが受けられます
この切符についてくるもの
- JR自由周遊区間の普通・快速列車【1日乗り放題】
- 大阪水上バス【1日乗り放題】
- レンタサイクル駅リンくん【1回】
- 高野山チケット
- 南海電鉄の新今宮~高野山 乗車券【往復】
- 南海りんかんバス(高野山内)【1日乗り放題】
- 拝観料割引サービス(金剛峯寺、金堂、根本大塔、霊宝館)
- お土産・飲食割引特典券(珠数屋四郎兵衛、中本名玉堂、高野茶屋 和久)
この切符1枚で、関西のJR駅から高野山へ日帰り旅行できます。
高野山内の割引券も使えきれないほどあり、とても充実した内容になっています。
きっぷの値段・割引額
このきっぷの値段は、年間を通しておとな3,600円、こども1,800円です
この値段どれぐらいお得なのか、実際にシュミレーションしてみました。
各地から高野山の中心にあるバス停「千手院橋」へ行く場合で検証します。
区間 | 1デイパスの値段 | 通常の切符 | 割引額 | 割引率 |
大阪⇔高野山(千手院橋) | 3600円 | 3740円 | 140円 | 4% |
京都⇔高野山 | 5260円 | 1660円 | 32% | |
姫路⇔高野山 | 6760円 | 3160円 | 47% |
これを見ると、大阪⇔高野山など、高野山に近い駅からでも安くなると分かります。
もちろん、JRと南海の乗換駅である「新今宮」から遠ければ遠いほどお得になります。
姫路などはその一例で、3,160円もお得になり、半額近くになっています。
また、このシュミレーションではバス乗り放題や各割引券については考えていませんので、そういった割引を受ければさらにおトクになります。
JRに乗って高野山へ行く方には、この切符はとてもおすすめです。
きっぷの買い方・使い方
きっぷの買い方
きっぷの買い方にはこの2通りの方法があります。
- 関西のみどりの券売機で買う
- JR西日本ネット予約サービス「e5489」からネット予約
みどりの窓口での購入はいたって簡単。
駅のみどりの券売機へ行き、ボタンを押して入力し、お金を払うとすぐにきっぷが発券されます。
みどりの券売機がある駅の一覧はこちらから。
みどりの券売機の操作方法はこちらから。
e5489からのネット予約もとても便利です。
会員登録が済んだ方は、2021年12月現在発売中の「冬の関西1デイパス」をこちらより購入できます。
※2021年度の冬の関西1デイパスは、2022年2月27日まで発売されています。2月27日を超えると、こちらのリンクからの予約はできません。2月27日以降は、「関西1デイパス」と調べて公式ページを見つけ、そこから予約してください。
e5489からネット予約した方は、乗車前までに、みどりの券売機で切符を受け取ってください。
きっぷの使い方
まずは関西のJR駅に、JRのフリーパスで入ります。
そして、新今宮へ向かいます。
新今宮に着いたら、南海の新今宮駅の窓口で、1デイパスについている引換券を高野山チケットと交換します。
高野山チケットは、窓口の開いている5:30~23:45に引き換えできます。
あとは引き換えたチケットで高野山に行くだけです。
きっぷのルール
続いて、この切符のルールや発売条件について見ていきます。
まずは、ルールや発売条件をまとめて紹介します。
きっぷのルール
- 前日までに予約・購入が必要
- 関西のみどりの窓口・JR西日本ネット予約サービス「e5489」でのみ発売
- 特急券を買うと特急に乗れる
- 「高野山チケット」は当日新今宮駅で入手できる
- 変更は1回可能 払戻手数料220円
前日までの予約が必要な点は注意が必要です。
関西1デイパスで高野山へ 応用テクニック
ここからは、関西1デイパスの『JR乗り放題チケット』や『高野山チケット』を利用した、応用テクニックを紹介します。
このテクニックを使うと、高野山の旅がさらに快適になったり、関西以外の人もこのチケットを利用できたりします。
1.関西以外の人が利用する方法
関西以外に住んでいる方は、旅行前に自宅からe5489でネット予約すると、この切符が利用できます。
事前にネット予約をしておき、関西の駅のみどりの券売機できっを受け取りましょう。
2.特急利用で快適に
もう一つは、特急を利用することで旅を快適にするテクニックです。
関西1デイパスに特急券を追加で買うことで、特急に乗れるようになります。
関西1デイパス+JR特急券⇒JR特急に乗れる
高野山チケットにも、追加で特急券を買うことで、南海の特急を利用できます。
高野山チケット+南海特急券⇒南海の特急に乗れる
高野山への移動は長時間になるため、追加で特急料金を払って、南海の特急「こうや」を利用するのをおすすめします。
特急こうやは、新今宮~極楽橋(高野山の最寄り駅) を快適に、そして速く移動できる特急です。
新今宮~極楽橋の特急料金は、大人790円、子供400円です。
また、JR特急には『J-WESTチケットレス』という格安切符を別途買うことで、非常に安く乗れます。
J-WESTチケットレスを使って、周遊区間のJRを快適に利用するのもアリです。
まとめ
今回紹介した「関西1デイパス」を使えば、高野山にオトクに行けます。
安くて特典満載の1デイパスは、関西内外問わず、全国の方におすすめです!
この秋は密を避けて、リフレッシュしに高野山へいくのはどうでしょうか。
わたくしかえるも大好きな場所で、空気は澄んでいて、行くと心があらわれる不思議な感覚になります。
ぜひ、この切符を利用して、楽しく旅をしてみてください。
それでは、良い旅を!