「新幹線近トク1・2・3」って?
JR西日本が発売中の切符で、新幹線の短い区間を格安で利用できる商品。
山陽新幹線の主な短距離区間(1~3駅間)で発売され、金・土・日曜日・祝日に限って利用できます。
乗車できるのは予約した切符の区間の新幹線の自由席で、のぞみやみずほにも乗車可能。
乗車券と特急券がセットになっていて、距離によって1000円・1500円・2500円の3種類という、手ごろな料金設定(子供半額)になっています。
この切符を使えば普段のJRにプラス160円~1160円で新幹線に乗れます。
JR西日本のウェブ予約サイト「e5489」とJR西日本のみどりの窓口で利用日の1か月前から前日まで購入可能です。
どれぐらいお得?
この切符は、普通に新幹線に乗る時と比べて各区間500円~1500円ほどお得になり、区間によっては半額になるほど。
かなりの安さで新幹線に乗れます。
しかも、1人で片道利用もOKとなっていて、一人旅にも利用できます。
在来線を使った場合と、同じ区間でこの切符を使った場合の差額は、以下の表の通り。
東広島ー新岩国間や厚狭ー徳山間、三原ー広島間ではなんと在来線に+160円することで新幹線に乗れます。
大幅な時短に
新幹線を使うことによって、特に、在来線での移動に時間がかかりやすい山陽地区では、大きな時短効果が期待できます
例えば厚狭ー徳山間では、在来線の普通列車は約80分かかるのに対して、新幹線なら約25分。実質160円で1時間もの短縮になります。
また、新山口ー小倉間では、実質980円で1時間半から20分と、1/4以上に短縮できます。
このように、多くの区間で非常にコストパフォーマンスが高く、値段以上の時短効果を上げています。
さらに、新幹線の駅が最寄り駅である人にとっては、より一層の時短となります。
短縮できた時間の分、滞在時間が長くなり、観光や、親戚・友人との時間に充てられるなど、旅がより楽しめることでしょう。
快適な移動
新幹線移動のもう一つのメリットは、その快適さ。日中であればほぼ確実に座れ、移動も苦になりません。
混雑回避としても有効で、密を避けて移動ができます。
注意する点
この切符の注意する点は
- 利用日
- 利用でき
- 列車の本数
- 切符の購入日
- 切符の変更
の5点です
このきっぷが利用できるのは、2021年11月28日までの金・土・日・祝日と11月4・22日のみ。ビジネス利用は難しそうです。
また、自由席にしか乗車できず、指定席やグリーン席は利用できません。
加えて、多くの区間では、新幹線のの本数が1時間に1~2本程度と少ないです。
さらに、切符は乗車日の1日前までに購入が必要で、切符受け取り後は変更ができないので注意が必要です。
前日には計画を立て、利用する日・区間がしっかりと決まってから予約をしましょう。
まとめ
今回紹介した「新幹線近トク1・2・3」の特徴はこちら。
このきっぷの特徴
- 山陽新幹線の短距離区間が安く利用できる
- 一人、片道から予約OK
- 移動時間が短縮できる(区間にもよるがコスパ◎)
- 混雑を避け、快適な移動ができる
- 利用できるのは主に週末と休日
- 前日までに予約が必要
この切符を使い「近距離で新幹線を利用する」という新しいスタイルの移動をしてみてはどうでしょうか。
時間帯や列車を上手に選べば、快適に、「密」を避けての移動も可能です。
うまく活用すれば、日常の移動が速く、快適になること間違いなしです。
ぜひ、どこかへ出かける際は参考にしてみてください。
それでは、良い移動を!