【実際に乗ってみた】阪急有料座席「PRiVACE」の車内・値段・予約方法を徹底解説!

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  • 阪急京都線の有料座席「PRiVACE(プライベース)」に乗りたい
  • Privaceの設備について知りたい
  • 実際に乗ってみたレビューを知りたい
  • 予約方法・乗車方法・値段を知りたい

 

阪急京都線有料座席「PRiVACE

関西で巻き起こっている「有料座席ブーム」、阪急にもついにその波がやってきました!

阪急京都線において、一部の特急・準特急に、有料座席「PRiVACE」が導入されました。(2024年7月~)

大阪方面の4両目が丸々指定席となり、追加料金を払うことでさらに快適に移動できるというものです。

そこで今回の記事では、実際に乗車した私自身のレビューも交えながら、PRiVACEについて詳しく紹介していきます!

 

基本情報

PRiVACEの概要はこちらです。

POINT

  • 運行区間:京都河原町~大阪梅田(京都線全線) 
  • 設置列車:一部の特急・準特急・通勤特急
  • 追加料金:500円
  • 予約方法:ネットor車内購入
  • グリーン車並みの快適な車内

運行区間・設置列車

「京都河原町~大阪梅田」の「特急・準特急・通勤特急」で設置されています。

PRiVACEがついている車両には、「P」のヘッドマークがついています。

停車駅は、以下の通りです。

停車駅:大阪梅田・十三・(淡路)・茨木市・高槻市・長岡天神・桂・(西院)・(大宮)・烏丸・京都河原町

値段

一律500円

大人・子ども変わらず500円となっています。

一駅載っても、京都線を乗り通しても値段は500円で同じです。

この追加料金を、乗車券や定期券に加えて支払うことで、PRiVACEを利用できます。

車内設備

※詳しくは、後半で紹介します

  • 2⁺1列シート(グリーン車と同じ)
  • リクライニング機能
  • テーブル
  • 読書灯
  • ドリンクホルダー
  • フリーWi-Fi
  • 荷物置き場

が備わっています

予約方法

乗車は、ネット予約 or 車内購入となります。

駅での購入は今のところ出来なさそうです。

ネット予約の方法

阪急PRiVACE特設サイトから、予約できます。

乗車14日前~1分前まで可能です。

会員登録なしでも予約できますが、登録(無料)することで、

  • 次回から様々な個人情報の入力手間が省ける
  • ポイントが貯まる(1%)

という利点があるため、会員登録をして予約する方法を紹介します。

会員登録の方法

まず初めに、「HH cross ID」という阪急のサービスに、会員登録する必要があります。

  1. こちらのログインページ にアクセス
  2. HH cross ID新規会員登 をクリック
    画面下の会員登録ボタンをクリックします。
  3. ページの指示に従って、会員登録を進める
    ※会員登録にはメールアドレスが必要です。
ログインして予約
  1. 予約ページ にアクセス
  2. 乗車区間・日時を入力→検索する

  3. 列車を選択

  4. 座席の選択
    シートマップから座席を選択し、決定を押します。
  5. ログイン
    ログアウト状態の場合は、ここでログインが必要です。
  6. クレジットカード or PayPay で決済

  7. 確定する
    予約内容を確認して、確定する を押せば終了です。
    JRとは違い、押した瞬間に予約が完了するので、ご注意ください

車内予約

空席がある場合、車内での購入も可能です。

乗車後アテンダントさんに500円を支払います。

利用可能な支払い方法は以下の通りです。

  • ポストペイ決済
    PiTaPa
  • チャージ残額からの引き落とし
    ICOCA、Kitaca、Suica、PASMO、Toica、manaca、Sugoca、nimoca、はやかけん
  • 現金

変更・払い戻し

ネット予約の場合、乗車前であれば変更・払い戻しが可能です。

変更

変更の条件は以下の通りです。

  • 「区間」「乗車日」が同じ場合は何度でも可能
  • それ以外の変更は1回まで

例 1月1日 8:00発 大阪梅田→京都河原町 を予約した場合
何度でも可能:1月1日 大阪梅田→京都河原町 の別の列車
一度だけ可能:別の日にする・区間を変える

払い戻し

手数料は170円になります。

 

実際に乗ってみた!

百聞は一見に如かず、ということで、実際に乗ってきました!

  • 乗車区間:烏丸~大阪梅田
  • 乗車日時:2024.7.30(木) 8:46
  • 座席:4A

乗車編

まず、乗車駅である烏丸に向かいます!(京都から烏丸までは地下鉄で5分ほど)

駅に入るときは、いつも通りICカードで入場します。

そして、「PRiVACE」と書かれた表示に並びます。

かえる

PRiVACE車両は前から4両目なので
階段・エスカレーターに近くて便利

ホームには、予約状況も表示されています。

そうこうしているうちに、PRiVACEが滑り込んできました!

かえる
“阪急らしさ”を極めた
高級感あふれる車両です
烏丸からの乗車なので、普通の座席は河原町からのお客さんでいっぱい。
そんな中、混雑を気にすることなく乗車していきます。
途中駅からPRiVACEを利用するメリットは結構大きいです!

車内設備編

網棚に書かれた座席番号を頼りに、早速予約した席に座っていきます!

やわらかいカーペットを満喫しながら、いざ、自席へ。

高級感のある車内

ブラウンを中心とした上品で落ち着いた配色で、阪急らしさを感じさせます。

座席配置は2+1で、とてもゆったりとしています。

京阪のプレミアムカーや、サンダーバードのグリーン車と同じ水準です。

かえる
1列座席があるので、
一人で乗っても相席にならない!
高校生の筆者が座ってみても、足と肘掛けの間にスペースができて、十分満足な広さです。
シートピッチは京阪のプレミアムシートとほぼ同水準で、かなり広いです。

ふかふかのシート

結論を一言で言います。かなり良い!そして面白い!

PRiVACEのシートは「阪急の独自性」を突き詰めた結果、日本で唯一無二の作品に仕上がっています。

伝統の「ゴールデンオリーブ」

シート表面は、阪急おなじみの「アンゴラ山羊の毛」を用いた「ゴールデンオリーブ」の仕上がりです。

かえる
阪急に乗ったことがある人なら伝わる
あのソファーのようなふかふか感!
多くの特急列車では座席が硬いのに対して、阪急のPRiVACEは優しい感触です。
結構倒れるリクライニング

関西の有料座席では当たり前ですが、リクライニングがあります。

背もたれのリクライニングに座面が連動して動く、最新の技術が導入されていて、快適です。

かえる
後ろにもお客さんがおられて、目いっぱいは倒せない
リクライニングしたいなら、最後尾の座席がおすすめ
(近鉄のひのとりのように、バックシェルがついていれば200点満点でしたね。)
「個室感」満載

PRiVACEの座席の特徴は「個室感」です。

座席自体がかなり大きいのに加え、頭の横には大きな出っ張りがついています。

そして二人席の間には大きなパーティションも!

相席になっても隣とぶつからず快適です。これは画期的…。

かえる
肘掛けもちゃんと両側にあるので、隣を気にせずくつろげます
座席ごとに窓が割り振られているのも、窓に前後の人の映り込みもなく、個室感があって良いです。
(ただ、窓が小さいので賛否両論ありそう。)
テーブル

肘掛けから出して広げるタイプのテーブルがついています。

PC(Surface Go 3)を置くと、ちょっと狭いか…?

正直なところ、通勤通学にはちょっと足りない広さです。
大きなパソコンや宿題を広げられるスペースはないかな、という印象。
コンセント・読書灯

コンセントと読書灯が全席についています。

差し込み口・ボタンは肘掛けの下にあります。

ドリンクホルダー・マガジンラック

座席前方には、雑誌などを入れられるラックと、ドリンクホルダーがあります。

シートピッチが広い分、かがまないと届かないのは残念な印象。

その他車内設備

荷物置きスペース

車両の真ん中にトランクなどを置ける荷物スペースがあります。

旅行客にはうれしい設備。

Free Wi-Fi

車内では、阪急のFreeWi-Fiが利用できます。

乗ってみて感じること

とても静か

列車が動き出すと、「あれ、阪急ってこんなに静かだった!?」と驚かされました。

烏丸のトンネル区間でも、かなり反響音が抑えられているように感じます。

ポイントやレールの継ぎ目の衝撃も、サスペンションや絨毯のお陰なのか、和らげられているように感じました。

優雅に車窓を眺める

額縁のような窓にゆったりと流れる車窓を見ていると、よく乗る京都線も、旅行で初めて訪れたかのような感覚がしました。

忙しさを忘れて、Privateな移動時間を楽しむというコンセプトがとても伝わってきます。

コーヒーを片手に小説を読む、そんなゆったりとした時間が流れています。

普通の座席にはないメリット

夏休みに乗りましたが、普通の座席はもちろん満席で、高槻市や茨木市では多くのお客さんが乗ってきます。

途中駅からでも確実に座れ、混雑しらずの有料座席はやっぱり快適です。

大阪梅田に到着!

あっという間に終点の大阪梅田に着きました。

乗車時間は約40分。この快適さは、500円の価値があると乗ってみて感じます。

これまで阪急は追加料金不要を貫きながら、独自のブランドを守ってきましたが、有料座席となってもコンセプトは変わらず、阪急らしさがより高まった素敵な車両に仕上がっています。

まとめ

POINT

  • 運行区間:京都河原町~大阪梅田(京都線全線) 
  • 設置列車:一部の特急・準特急・通勤特急
  • 追加料金:500円
  • 予約方法:ネットor車内購入
  • 優雅にくつろげる車内

単に座れるだけではなくて、阪急らしい「優雅な時間」を楽しむことができる素敵な有料座席です。

ビジネス向けというよりは、ゆったりとくつろぐということがコンセプトのサービスだと感じました。

旅行で阪急を利用するときや、会社帰りなど、自分へのご褒美として一度利用してみてはいかがでしょうか。

それでは、良い旅を!

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