この記事がおすすめの人
- 「立山黒部アルペンきっぷ」について知りたい
- 黒部ダムに鉄道で行きたい
- アルペンルートに興味がある
- おトクな乗り放題きっぷを探している
「立山黒部アルペンきっぷ」が今年も発売!
立山連峰を様々な交通機関で貫く「立山黒部アルペンルート」
富山県~長野県信濃大町にかけてつながる、総延長37.2km、最大高低差は1,975mの山岳横断ルートです。
途中にはあの有名な「黒部ダム」があり、このアルペンルートと呼ばれる交通ルートを使うことで、車でも立ち入れない山々へ、登山なしでたどり着けます。
例年100万人に迫る観光客が訪れており、旅行の冷え込むコロナ流行後でさえ20万人の人が訪れるなど、根強い人気があります。
そんな立山黒部アルペンルートに、西日本からおトクに訪れられるきっぷ「立山黒部アルペンルートきっぷ」を紹介していきます!
2022年度もJRが発売することを発表しているので、今年の最新情報をお届けしていきます。
立山黒部アルペンきっぷの概要
JR西日本が発売する格安切符「立山黒部アルペンきっぷ」についてまとめるとこちら。
POINT
- アルペンルートの観光にぴったりのきっぷ
- 往復JR&アルペンルート8日間乗り放題がセット
- 京都・大阪・神戸・姫路・岡山・広島発着
- 金沢などでも途中下車OK
- 山陽新幹線・特急指定席と北陸新幹線自由席
- 北陸線往復ルートと北陸・中央線経由ルートの2種類から選べる
往復JR+アルペンルート乗り放題セット!
このきっぷは、往復JR特急・新幹線と、アルペンルート(富山~信濃大町)の乗り放題がすべてセットとなったきっぷです。
アルペンルートまでの往復JR+アルペンルート乗り放題
往復JR
京都・大阪・神戸・姫路・岡山・広島発着があります。
そしてこれら西日本⇔アルペンルートの往復JRは、「北陸線往復タイプ」と「北陸線・中央線経由タイプ」の2つのルートが用意されています。
北陸線往復タイプ
北陸線・中央線経由タイプ
- 北陸線往復タイプ:往復北陸線を経由し、金沢・糸魚川~信濃大町で途中下車可能
- 北陸線・中央線経由タイプ:片道どちらか北陸線・もう一方は中央線経由で、金沢・信濃大町~松本・中津川~洗馬で途中下車可能
となっています。
松本など長野の観光もしっかりしたいのであれば北陸線・中央線経由タイプ、北陸メインで攻めたいのであれば北陸線往復タイプとなります。
筆者がこのきっぷを使ったときは、北陸線往復タイプで糸魚川観光や、糸魚川~信濃大町の美しい車窓を楽しみました★
アルペンルート乗り放題
富山~信濃大町までの区間がなんと8日間乗り放題となります。
通り抜けるだけでなく、途中で戻ったり、宿泊してもOKですので、自由に観光できます。
アルペンルートはたくさんバスやロールウェイの運行があるので、とても自由度は高いです。
もちろん8日間ずっと滞在する必要はなく、2泊3日などの利用もOKです。
値段
値段表はこちらです。
発着地 | 北陸線往復 | 北陸線・中央線経由 |
---|---|---|
京都市内 | 24,360円 | 26,920円 |
大阪市内 | 25,410円 | 28,070円 |
神戸市内 | 26,140円 | 29,860円 |
姫路 | 29,560円 | 32,920円 |
岡山 | 32,490円 | 36,480円 |
広島市内 | 37,320円 | 41,190円 |
北陸線・中央線経由タイプの方が4,000円ほど高くなっています。
こどもはこのほぼ半額の値段になっています。
このままでは安いのか高いのかさっぱりわからないので、普通にアルペンルートへ行った場合と比較していきましょう。
- アルペンルート通り抜け:11,920円
- 大阪⇔富山往復:17,920円
大阪発着:合計29,840円!
ということで、普通にアルペンルートに行くよりもおトクだとはっきりとわかります。
この値段には乗り放題も一切含まれていないので、
『約5,000円おトク&乗り放題がプラス』という、激安切符だとと分かります!
購入方法
このきっぷは出発地周辺のみどりの窓口と、主な旅行会社、そして電話予約サービス「トクトクきっぷダイヤル」で発売されています。
きっぷは利用日の1か月前から当日まで購入できます。
購入するときに、
北陸往復:特急サンダーバード往復・(山陽新幹線往復)
北陸・中央線経由:特急サンダーバード・特急しなの・東海道山陽新幹線
の普通車指定席を一緒に予約することになるので、事前に列車を決め計画を立てましょう!
列車の予約が必要のない区間でも、本数が少ない路線も多くあるのでご注意を!
みどりの窓口は一部の駅にしか設置されていないので、こちらの公式サイトで一度ご確認ください。
きっぷの注意点
このきっぷの注意点や細かい情報を紹介します。
きっぷの変更
購入後のきっぷの変更は、「有効期限開始日(きっぷを使う日)」と「指定列車(指定席を取った列車)」がそれぞれ1回ずつ可能です。
変更に手数料はかかりません。
きっぷの払いもどし
使用開始前と、「かえり」券が未使用の場合に限り払いもどしできます。
※発券の際に「ゆき」券と「かえり」券の2つに分かれて紙のきっぷを受け取ります。
手数料は、出発2日前までは560円~、前日・当日は30%となっています。
手数料は少し複雑になっているので、こちらの公式サイトで確認ください。
指定列車の乗り遅れ
指定した列車(指定席を取った列車)に乗り遅れた場合、当日の後続の列車の自由席に乗ることができます。
発売期間・利用期間
発売期間:2022年4月1日~11月23日
利用期間:2022年4月15日~11月30日
です。
冬の間は雪の影響でアルペンルートは閉鎖されるため、観光することができません。
ご注意ください。
特別に利用できる有料特急
往復の特急・新幹線に加え、以下の特急列車が追加料金なしで利用できます。
- 特急あずさ指定席(北陸往復:南小谷~信濃大町 北陸中央経由:南小谷~松本)
- 富山地方鉄道 特急自由席(電鉄富山~立山)
- 特急自由席
プラスα 観光列車
旅をさらに楽しくするプラスαとして、追加料金で乗れる観光列車を紹介します。
リゾートビューふるさと(南小谷~信濃大町~松本)
実際に私も黒部旅行の時に乗車した列車です。
なんと追加料金はたったの530円(通常期)!
とてもおトクで車内はなかなか快適でした。
まるでヨーロッパのアルプスのような美しい車窓も魅力的です。
アルプスエキスプレス(立山~電鉄富山)
黒部地方鉄道の観光列車です。
※現在コロナ流行によって運行を中止しているとのことです
一万三千尺物語(富山発着)
富山発着の観光列車です。
車内では職人の作った地域の恵みの料理、和菓子が楽しめます。
おとな1人13,000円~15,000円。
インターネットから予約ができます。
まとめ
POINT
- アルペンルートの観光にぴったりのきっぷ
- 往復JR&アルペンルート8日間乗り放題がセット
- 京都・大阪・神戸・姫路・岡山・広島発着
- 金沢などでも途中下車OK
- 山陽新幹線・特急指定席と北陸新幹線自由席
- 北陸線往復ルートと北陸・中央線経由ルートの2種類から選べる
「立山黒部アルペンルートきっぷ」はアルペンルート観光に最適のきっぷです。
アルペンルート乗り放題だけでなく、金沢や松本などでも途中下車ができるため、一緒に北陸・中部観光も楽しめます。
公共交通機関をたくさん使うたびになるため、計画を立ててスムーズに移動できるようにしましょう!
それでは、アルペンきっぷで良い旅を!