この記事がおすすめの人
- WEB早特について知りたい人
- 2022年3月から新発売のきっぷに興味がある
- 2023年度に関西~北近畿・山陰・鳥取・南紀を移動する人
『WEB早特』が新発売!
2021年3月のダイヤ改正は大減便ということで大きなニュースになりましたが、それに伴い、JR西日本の格安切符も廃止・新発売が相次ぎました。
激安切符がなくなったり、格安切符が相次いで大幅値上げされたかと思えば、関西の特急が均一500円の「J-WESTチケットレス500」を新発売するなど、例年に比べ変化の大きな時期でした。
そしてこの記事では、格安切符再編に伴って新発売した「WEB早特」について、徹底解説します!
今年一番の目玉商品なので、みなさんも利用する機会も多いはず。
3月発売開始、4月から利用開始のこのきっぷをいち早く紹介していきます!
WEB早特とは?
WEB早特とは、JR西日本が発売する格安切符。
関西⇔南紀・山陰・鳥取・北近畿がおトクになるきっぷです。
(出典:WEB早特:JRおでかけネット)
そんなWEB早特のポイントをまとめるとこちら。
POINT
- 関西⇔南紀・山陰・鳥取・北近畿で発売
- 特急・新幹線がおトクに
- 発売時期に合わせ、「WEB早特7」と「WEB早特21」の2種類
- 期間限定で、激安の「WEB早特21」も
- 片道から購入可能
- ゴールデンウィークやお盆、年末年始も発売!
WEB早特は、乗車券と特急券が一体となったきっぷです。
それではここからは、値段や買い方など各項目に分けて詳しく紹介していきます。
WEB早特7・14・21の違い
WEB早特には、大きく分けて7・14・21(期間限定)の3種類があります。
これらは購入できる期間が大きく違います。
- WEB早特7…列車の乗車7日前まで発売 ★7月15日分までなら特別キャンペーンで前日まで予約可能!
- WEB早特14…列車の乗車14日前まで発売
- WEB早特21…列車の乗車21日前まで発売
また、WEB早特7・14・21では値段も大きく異なるので注意が必要です。
発売区間
発売区間の一覧はこちら
- 関西⇔南紀
- 関西・広島⇔山陰
- 関西⇔北近畿
- 関西⇔鳥取・倉吉
- 広島・岡山⇔鳥取
- 鳥取・松江・出雲市⇔米子・松江・大田市・江津・浜田・益田
関西⇔南紀
特急くろしおがおトクになります。
設定区間は「京都~天王寺」と「和歌山~新宮」の間です。
関西・広島⇔山陰
山陽新幹線と特急やくもがおトクになります。
設定区間は「新大阪・新神戸・広島」と「米子・松江・出雲市」の間です。
関西⇔北近畿
特急こうのとりがおトクになります。
設定区間は「新大阪・尼崎」と「福知山・豊岡・城崎温泉」の間です。
設定区間
関西⇔鳥取・倉吉
特急スーパーはくとがおトクになります。
設定区間は「京都市内・大阪市内・神戸市内」と「鳥取・倉吉」の間です。
特急スーパーはくと
設定区間
山陽⇔鳥取
山陽新幹線と特急スーパーいなばがおトクになります。
設定区間は「広島市内・岡山」と「鳥取」の間です。
特急スーパーいなば
設定区間
山陰
特急スーパーおきと特急スーパーまつかぜがおトクになります。
設定区間は「鳥取・松江・出雲市」と「米子・松江・大田市・江津・浜田・益田」の間です。
特急スーパーおき・まつかぜ
設定区間
値段
WEB早特21・14・7で値段が大きく違います。
主な区間の値段はこちら。
※新幹線を利用する区間については、のぞみ・みずほを利用する値段を紹介しています。
区間 | 通常のきっぷ | WEB早特7 | WEB早特14 | WEB早特21 |
---|---|---|---|---|
新大阪~白浜 | 5,900円 | 5,120円 | 4,550円 | 3,980円 |
新大阪~城崎温泉 | 5,900円 | 5,120円 | 4,550円 | 3,980円 |
新大阪~出雲市 | 11,640円 | 10,100円 | 8,960円 | 6,730円 |
新大阪~鳥取 | 7,420円 | 6,490円 | 5,770円 | 5,040円 |
鳥取~松江 | 4,900円 | 4,220円 | 3,750円 | 3,280円 |
こどもは半額で、繁忙期・閑散期にはそれぞれ数百円の値段の変動があります。
WEB早特7は700円ほど、WEB早特14は1,500円、WEB早特21は33%ほどの割引があります。
WEB早特21が最もおトクにです。
詳しい値段は以下のPDFで公開されています。
きっぷの買い方・使い方
きっぷはJR西日本の予約サイト「e5489」から、ネット予約できます。
駅では発売されていませんのでご注意ください。
また、この切符は7・14・21日前までに予約が必要ですので注意してくだい。
★Web早特7は7月15日分まで期間限定で前日まで購入可能!
e5489を利用するには、年会費完全無料の『J-WESTネット会員』に登録する必要がありますので、未登録の方はこちらより登録してください。
予約方法
以下の公式ページの「予約する」ボタンから予約できます。
予約完了!
切符の受け取り
駅のみどりの窓口・みどりの券売機できっぷを受け取ることができます。
きっぷの受け取り方はこちらの公式ページで紹介されています。
乗車
駅で受け取ったきっぷで乗車すればOK。
指定した座席に座るようにしましょう。
細かなルール
変更・払いもどしなどについて紹介します。
変更
変更はできません。
ただし、通常のきっぷとなら無手数料で変更できます。※差額は必要
払いもどし
最初に出発する列車の出発時刻前なら払いもどしが可能です。
手数料は560円です。
乗り遅れ
列車に乗り遅れた場合は、乗車券部分のみ有効となり、後続の特急・新幹線には乗車できません。
別途特急券などを買う必要があります。
WEB早特の特典
WEB早特の特典として、「出雲・松江ミニぐるりんパス」という激安切符が追加で購入できるようになります。
出雲・松江・石見銀山への観光にとてもおすすめのきっぷなので、ぜひ活用ください。
こちらの記事で紹介しています。
まとめ
WEB早特についてもう一度まとめるとこちら。
POINT
- 関西⇔南紀・山陰・鳥取・北近畿で発売
- 特急・新幹線がおトクに
- 発売時期に合わせ、「WEB早特7」と「WEB早特21」の2種類
- 期間限定で、激安の「WEB早特21」も
- 片道から購入可能
- 特典で「松江・出雲ミニぐるりんパス」
- 7月15日分までならWeb早特7が前日まで購入可能
この春でいままで何種類もあった格安切符が、WEB早特に一本化される動きがありました。
これからの格安切符の主役は「WEB早特」となりそうです。
割引率はあまり高くありませんが、ゴールデンウィークやお盆、年末年始でも使えるのが嬉しいところ。
さらには期間限定で前日まで購入可能になったりと、嬉しいキャンペーンも発表されています。
ぜひ2023年度の旅行に活用ください。
おしらせ
平日に関西の中で特急列車を利用するなら、期間限定で発売中の「J-WESTチケットレス500」の方がおトクです。
こちらの記事で紹介しているのでぜひご覧ください。
それでは今年もよい旅を!