- 特急こうのとりに格安で乗りたい方
- 『こうのとり早特チケットレス14』について知りたい方
- 学生の方
- 障害者割引や関西1デイパスと組み合わせる裏技を知りたい方
現在は同じ区間で「WEB早特」という格安切符が発売されているのでそちらをご利用ください。
こうのとり早特チケットレス14とは?
今年(2021年)3月から発売を始めた格安切符『こうのとり早特チケットレス14』
通常2,290円かかる特急料金がなんと500円になる切符で、注目を集めています。
そんなこうのとり早特チケットレス14についてまずは簡単に紹介します。
- 大阪・新大阪・尼崎~豊岡・城崎が片道500円
- 特急こうのとりの普通車指定席が利用できる
- 別途乗車券類の購入が必要
- 乗車日の14日前までに購入が必要
- JR西日本ネット予約サービス『e5489』でのみ発売
- 切符を受け取らずに乗車できる『チケットレスサービス』
- こども半額
このきっぷを使えば、普通列車+500円で特急に乗れちゃえます!
ここからは、POINTで紹介したことを
- 利用できる列車・設備
- 値段
- きっぷの買い方・使い方
- きっぷの変更・払い戻し
の4点に分けて詳しく見ていきます
利用できる列車・設備
この切符では、予約した区間の『特急こうのとり』指定席が利用できます。
特急こうのとりは、新大阪⇔福知山・城崎温泉を1時間半~2時間半で結ぶ特急列車です。
(出典:こうのとり:JRおでかけネット)
また、特急こうのとりには福知山止まりの列車もあるため、福知山~城崎温泉では『特急きのさき』指定席の利用も認められています。
値段
通常2,290円かかる特急料金が500円となる激安切符です。
お値段は全区間で500円です
尼崎 | 大阪 | 新大阪 | |
豊岡 | 500円 | ||
城崎温泉 |
はじめにも紹介した通り、こうのとりチケットレス14は特急券の代わりとなる切符のため、別途乗車券類の購入が必要です。
つまり、こうのとりの乗車には
乗車券+こうのとりに早特チケットレス14
の両方が必要となります。
ICOCA+こうのとりに早特チケットレス14
でも可能です。
別途必要な乗車券代・ICOCA代は以下のとおりです。
尼崎 | 大阪 | 新大阪 | ||
豊岡 | 1,980円 | 3,080円 | 3,080円 | |
城崎温泉 | 3,080円 | 3,410円 | 3,410円 |
きっぷの買い方・使い方
この切符は、JR西日本のネット予約サービス『e5489』での限定販売です。
そのため、駅や旅行会社では一切発売されていません。
必ずネット予約が必要なのでご注意ください。
また、この切符は14日前までに予約が必要ですので注意してくだい。
e5489を利用するには、年会費完全無料の『J-WESTネット会員』に登録する必要がありますので、未登録の方はこちらより登録してください。
予約方法
- 予約ページへ移動
きっぷは「こうのとりチケットレス14」を選択
そして、利用する区間・日付・時間を選択し、「検索」を押す - J-WEST ID、J-WESTパスワードを入力して「ログイン」を押す
※既にログイン済みの場合は③へ - 希望する列車・設備をクリックし、「選択する(新規予約)」をクリック
- 「選択」をクリック
人数・座席位置を選択し、「次へ(新規予約)」をクリック
- 支払方法を選択し、「予約・購入する」をクリック
予約完了!
切符の受け取り
駅で紙の切符を受け取ることもできますが、受け取らずに乗車できる『チケットレス乗車』をすることもできます。
チケットレス乗車の場合は、e5489の予約完了画面をスマホで見せればOKです。
乗車
別途買った乗車券類でそのまま駅に入場し、予約したこうのとり・きのさきの座席に座るだけです。
もし車掌さんに切符の提示を求められたら
- チケットレス乗車の場合⇒スマホなどで予約完了画面を見せる
- 切符を受け取った場合 ⇒受け取った切符を見せる
とすればOKです。
切符の細かなルール
この切符の細かなルールをまとめて紹介します。
- 乗車日の14日前までに予約が必要
- 予約した座席以外は一切利用できない
- 途中下車は前途無効
- 変更は一切できない
- 乗り遅れても、後続の列車には乗れない
- 払いもどし手数料は一律340円
- 使用開始後の払いもどしはなし
変更が一切できない点には注意が必要です。
乗り遅れても後続の列車の自由席には乗れないため、乗り遅れだけは気をつけましょう。
その一方で、払いもどし手数料は340円と安いため、払いもどしても損失は少ないです。
詳しくは、こちらの公式ページからご覧ください。
【e5489専用】こうのとり早特チケットレス14|トクトクきっぷ:JRおでかけネット
さらにお得に利用する裏技
ここからは、『こうのとり早特チケットレス14』と、ほかの格安切符・割引を組み合わせて、さらにお得にする裏技を紹介します。
何度も紹介した通り、この切符は特急券と同じ役割をするため、乗車には別途乗車券類が必要となります。
乗車券+こうのとりに早特チケットレス14
そこで、この乗車券を、『格安切符・割引切符』に変えてしまうのです。
格安切符・割引切符+こうのとりに早特チケットレス14
こうすることで、合計金額がダブルで安くなります。
1.学割・障害者割引を利用する
学生や、障害者手帳を持っている方が使える技です。
学割は乗車券が2割引き、障害者割引は5割引きとなります
乗車券を障害者割引・学割を使って安く買い、こうのとり早特チケットレス14と組み合わせます。
学割・障害者割引切符+こうのとりに早特チケットレス14
こうすることで、以下の値段だけ安くなります!
学割
尼崎 | 大阪 | 新大阪 | ||
豊岡 | 390円 | 610円 | 610円 | |
城崎温泉 | 610円 | 680円 | 680円 |
片道数百円、往復1,000円ほど安くなります
障害者割引
尼崎 | 大阪 | 新大阪 | ||
豊岡 | 990円 | 1,540円 | 1,540円 | |
城崎温泉 | 1,540円 | 1,700円 | 1,700円 |
片道1,000円~1,500円、往復2、3,000円も安くなります
学割・障害者割引切符と、格安切符を組み合わせる技については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
2.日帰りで往復する場合
日帰り旅行などで、関西⇔北近畿を同じ日に往復する場合に使える技です。
関西1デイパスを利用します。
大阪⇔城崎温泉を往復する場合、必要な切符はこちら。
関西1デイパス+篠山口~城崎温泉 乗車券 往復+こうのとりに早特チケットレス14 往復
関西1デイパスとは、関西のJRが一日乗り放題になる切符です。
これが大阪⇔篠山口までの乗車券の代わりになります。
そして、篠山口⇔城崎温泉は普通の乗車券を買います。
こうすることで、260円お得になります。
また、この方法を取ることで、関西中のJRが1日乗り放題になります。
そのため、自宅から新大阪・大阪・尼崎までJRに乗る場合は、その区間の切符を買わなくてすみ、さらにお得になります。
切符の買い方
切符の買い方が少しややこしいので、時系列で紹介します
関西の人が北近畿に出かける場合で紹介します。
出発前
- 14日前までに往復の『こうのとり早特チケットレス14』を購入
- 前日までに『関西1デイパス』を1枚購入
行き
- 関西1デイパスで駅に入場
- 予約した特急で豊岡・城崎温泉に行く
- 着いた駅で『篠山口~豊岡・城崎温泉』までの分を乗り越し精算する
かえり
- 城崎温泉・豊岡駅で篠山口までの乗車券を買う
- その切符で駅に入る
- 予約した特急で関西へ
- 篠山口までの乗車券+関西1デイパスで駅を出る
難しそうに見えますが、この通りに切符を買っていけば安くJRに乗れます。
北近畿出発の場合は、行きと帰りを逆にすればOKです。
まとめ
今回紹介した『こうのとり早特チケットレス14』についてもう一度まとめるとこちら
- 大阪・新大阪・尼崎~豊岡・城崎が片道500円
- 特急こうのとりの普通車指定席が利用できる
- 別途乗車券類の購入が必要
- 乗車日の14日前までに購入が必要
- JR西日本ネット予約サービス『e5489』でのみ発売
- 切符を受け取らずに乗車できる『チケットレスサービス』
- 変更不可
- こども半額
とても安い切符で、ネット予約とチケットレス乗車もできるため、おすすめの切符です。
一人旅からグループ旅行、日帰り旅行から帰省まで、幅広い場面で利用できます。
また、関西1デイパスなどと組み合わせることで、さらにお得になります。
ぜひ、こうのとり早特チケットレス14を使って、楽しく・安く移動をしてみてください。
それでは、良い旅を!