この記事がおすすめの人
- 関西発着の国内便を利用する
- 伊丹・関空・神戸のどの空港が便利か知りたい
- 伊丹・関空・神戸のアクセスやショッピング情報を知りたい
関西の3つの空港
日本で2番目に大きな「京阪神都市圏」
当然飛行機の利用者も多く、関西には伊丹(大阪)空港・関西国際空港・神戸空港の3つがあります。
この3つの空港は航路・便数・アクセスなどそれぞれ特徴があり、使い分けるととても便利です。
そこでこの記事では、この3つの空港を様々な視点から比較していきます。
どの空港を利用しようか迷っている人、関西の空港情報が知りたい人は、ぜひご覧ください。
基本情報
3つの空港を比較していく前に、まずはそれぞれの基本情報を紹介します。
伊丹(大阪)空港
大阪の中心部にも近く、大きな空港で、昔から有名です。
国内線が非常に充実していて、26路線が運行されています。
ジャンボジェットからプロペラ機まで、様々な飛行機が離着陸しています。
関西国際空港
大阪湾の人工島につくられた空港で、1994年9月4日開港。
国際線がメインの空港で、国際線27路線、国内線15路線が運行されています。
国内線は沖縄や北海道といった主要な路線や、LCC(格安航空)が発着しています。
神戸空港
神戸沖の人工島につくられ、2006年に開港。
2つの空港に比べると小規模なものの、神戸へのアクセスや空いていることが魅力。
国内線が12路線あり、ANA・JALに加えスカイマークの便数が多いです。
ここからは、この3つの空港を「便数」「アクセス」「空港内での移動時間」「ショッピング」の4点から比較していきます。
便数
国内線の便数は伊丹空港がもっとも多く、関西国際空港、神戸空港の順です。
地方空港に行くときは大体伊丹空港からしか発着していませんが、主要な空港なら3つの空港どれからでも発着しています。
路線ごとの便数も伊丹空港が最多で、沖縄や北海道は1時間に1本ほど運行されています。
その一方で、格安航空会社は神戸・関空から発着し、伊丹では運行されていません。
アクセス
それぞれの空港のアクセスを紹介します。
伊丹空港
空港バスがよく利用されます。
各駅から運行されているので、おすすめです。
ただし、予約制だったり、定員オーバーで乗れなくなったり、渋滞で遅れたりと注意点も。
大阪駅から20分ほどでアクセスできるので、タクシーの利用もおすすめです。
モノレールと阪急を乗り継ぐ方法もあります。
- 大阪 20分
- 京都 55分
- 神戸 40分
関西国際空港
関空は連絡橋で大阪府とつながっていて、高速道路だけでなくJRと南海も直接乗り入れています。
リムジンバスが関西各地との間で運行されているほか、JRは「特急はるか」「関空快速」で大阪・京都と、南海は「特急ラピート」「空港急行」で難波とつながっています。
列車は遅れる心配が少ないので、空港へ向かうときはとてもおすすめです。
神戸へは、関空と神戸空港を結ぶ高速船「ベイシャトル」が速くておすすめ。
大阪のミナミへ素早くアクセスできます。
- 大阪 50分
- 京都 1時間15分
- 神戸 50分
神戸空港
橋で神戸とつながっていて、ポートライナーやリムジンバスがおすすめ。
神戸からとても近く、渋滞の心配も少ないです。
空港までの交通費も安いため、神戸観光にはうってつけの空港といえます。
神戸からJRを使えば、京都や姫路へ素早くアクセスできます。
加えて、駐車場代が24時間無料なのも嬉しいサービスです。
- 大阪 50分
- 京都 1時間10分
- 神戸 20分
空港内での移動時間
空港に着いた後、飛行機に乗るためには荷物預かり・保安検査場などさまざまな場所を通る必要があります。
これらにかかる時間を比較してみました。
短ければ短いほどスムーズに乗れます。
①神戸空港
一番手続きが早く終わるのが神戸空港。
小規模で常に空いていて、移動距離も圧倒的に短いため、一瞬で手続きが終えられます。
また、大きな空港では格安航空会社の搭乗口は遠くにありますが、神戸空港ではすべてのゲートが保安検査場の近くにあります。
格安航空にも優しく、手続きが本当に楽でおすすめです。
②伊丹空港
国際線がほぼないため、関空と比べ搭乗までの移動経路もわかりやすくかなりスムーズに搭乗口まで行けます。
ただし時期によっては保安検査場が混んで、待ち時間が発生することも。
余裕をもって空港に行くと安心です。
③関西国際空港
国際線があるため、混み合うことも多いです。
しかしコロナによる国際線の減便で、最近は人が減りスムーズに手続きができます。
ただしピーチは乗り場が離れていて、空港内でさらに10分のバス移動が必要なので、余裕をもって行動しましょう。
ショッピング
空港内の店について比較していきます。
①関西国際空港
関空は関西のお出かけスポットとしても人気があり、さまざまな店や施設があります。
第一ターミナルには100近い店舗があり、お土産から雑貨屋までさまざま。
料理店もたくさんあり、変わったジャンルの飲食店もあります。
時間をつぶすにもとっておきの空港です。
②伊丹空港
関空ほどではないもののたくさんの店があり、食事から本屋まで、一通りのジャンルの店があります。
大阪まで近いため、ゆっくり食事をとる場合は大阪へ出るのもアリです。
③神戸空港
店は少ないですが、コンビニ・食事・お土産はそろっています。
食事はうどん・洋食・カフェなど5店舗。
神戸や人工島「ポートアイランド」にとても近いので、買い物を楽しむ場合はそちらがおすすめです。
まとめ
今回比較した内容をまとめるとこちら。
伊丹空港
アクセスが良く便数も多いため便利。
たくさんのリムジンバスも運行されている。
ただしLCC(格安航空)の運行がないことと、渋滞の影響がネック。
関西国際空港
遅れにくい鉄道でアクセスでき安心。
ピーチやジェットスターといった格安航空も発着している。
またショッピングも充実。
ただし空港内での移動に時間がかかったり、空港までの交通費が高くなるというデメリットも。
神戸空港
神戸へのアクセスは抜群。
空いていて小さいつくりのため、搭乗手続きがとにかく楽。
その反面便数が少なく、店も少ないのがデメリット。
神戸空港はマイナーであまり利用されませんが、搭乗手続きが楽なので疲れている場合にとても良いです。
関空はショッピングも楽しめることと、滋賀・京都・大阪から電車一本で行けるのもメリットです
関西で飛行機といえば伊丹一択になってしまいがちですが、空港を選べる時にはぜひ、自分にあった空港を選んでみてください。
それではよい空の旅を!