この記事がおすすめの人
- 特急はるかで通勤をしている
- 特急はるかの座席について知りたい
- 特急はるかの新型車両について知りたい
- 新型車両の2023年運用状況を知りたい
- 特急はるかのおすすめの席について知りたい
- 新型車両かを見抜く方法を知りたい
- おトクな切符を知りたい
特急はるか増結!
この記事で紹介する「特急はるか」は、JRの関空特急のことです。
京都と関西空港を最速で結んで空港の利用客を運ぶだけでなく、朝夕には滋賀県まで延長運転を行って通勤特急としても活躍しています。
運転経路
(出典:はるか:JRおでかけネット)
そして先日、このはるかに新型車両が投入され、6両編成から9両編成へと増結されました!
新型車両(271系)はコロナ流行の直前にデビューし、思わぬ需要の急低下で活躍の場を失って、車庫で眠っていましたが、インバウンドの復活に伴いついにデビューを果たしました。
この新型車両は、これまでのはるかの欠点を大きくカバーした素晴らしい設備ですので、この記事で2023年の最新情報を詳しく紹介していきます。
また、新型車両を見抜く裏技や、おすすめ座席、おトクな切符も同時に紹介していきますので、はるかに乗るという方は是非ご覧ください。
新型vs旧型
まず初めに、新型はるかと旧型はるかを比較していきます。
外観
外観を見ておくことで、新型か旧型か、一目で見分けられるようになります。
旧型
のっぺりとした独特のかわいらしいデザインです。
車体にはハローキティのラッピングが施されています。
新型
サンダーバードやくろしおを思わせるような、縦長の形になっており、方向幕はLEDになっているなど、いかにも”新型”感のある外装です。
内装
今回、新型になって大きく改善されたのが、内装、それも座席です。
旧型
旧型の車内の様子(筆者撮影)です。
新型
新型に早速乗ってきたので、筆者撮影の画像とともに紹介します!
いろいろと改善点があり、
- 座席が新しい
- 全席コンセント完備
- 大きなテーブル(折り畳み式)完備
- LEDの見やすく明るいディスプレイ
- 新しくきれいなお手洗い
とにかく「最新」が詰め込まれています。
一般的な特急と同じ快適感があり、やっと特急料金を満足して払えるレベルになりました。
テーブルに関しても、ちょっと小さめな気もしますが、デスクワークで困ることはまずありません。
結論:新しく快適!
新型車両に乗る裏ワザ
設備を見ると、「どうせ同じ値段なら、ぜひ新型車両に乗りたい!」と感じるところですが、意外に乗り方の情報がなく困惑します。
そこで、ここからは地元民である筆者が、新型車両にほぼ確実に乗れる技を解説していきます!
情報が公開されていない理由
実は、現在JRは新型車両が走っていること自体をほとんど公表していません。
その原因は、この車両のややこしい歴史にあります。
2020年、外国人観光客ではるかが大混雑することから、6両編成に新型3両を増結し、9両にする計画がなされて車両も完成しました。
しかし、車両完成の直後コロナが襲い、増結計画は白紙に。
はるかに関する公式HPを見ても、未だ6両のまま紹介されています。
しかし先日(2023年8月)、はるかをふと見かけたとき、なんとどの列車も9両に増結されていました!
インバウンドが復活したことで、再び満席近くになったはるかを救済するために、急遽そのような措置をとったと考えられます。
そのため、JRは新型車両の存在を大きく知らせることなく、いつの間にか運用を行うという流れになっています。
運用方法
新型車両はすべて「3両」となっています。
そのため、旧型の6両に増結する形で運用されています。
そのため、ひとつのはるかに旧型と新型が混在する状況となっているわけです。
新型はるかの狙い方
新型はるかの指定席を予約する方法をご紹介します。
- はるか1・15・2・4号を避ける
はるかには、新型ができる前から「もともと9両」の列車が存在します。
それを選んでしまうと、9両であるのに新型でない事態になります。
基本的には、昔から9両のはるか1・15・2・14号が危険です。
ただし、全列車9両となった今、どこに旧型の増結がされるかは未知数ですので、あくまで参考程度に知っておいてください。 - 「座席表を選ぶ」から9両か確認
駅ならば「みどりの券売機」、インターネットなら「e5489」というサイトから指定席特急券を買うことができます。
その時に、座席を選ぶ際、「どの席でもよい」ではなく「座席表から選ぶ」を押してください。
すると、座席表が出てきます。(以下はe5489の例)
この時写真のように9両編成ならば、かなり高い確率で新型が連結されています。 - 8・9号車の座席を選ぶ
新型だとわかれば、あとはその車両の座席を選ぶだけです。
新型は現時点では、どの列車でも8・9号車として運用されています。
そのため8・9号車から座席を選べば、ほぼ確実に乗ることができます。
また、新型はるかの7号車は自由席です!
自由席の場合は、7号車を選べば新型を利用できます。
以上の方法を使えば、かなりの高確率で新型に乗れます!
新型のおすすめ座席
新型列車のおすすめ座席は、ズバリ”端”です!
座席表であれば、この枠で囲った部分です。
まず、端の席を選ぶことで、荷物の移動がスムーズになります。
はるかに乗車される多くの方は、飛行機に乗せる大きな荷物を持っていることと思います。
スーツケースならデッキの置き場に置けば困りませんが、置き場が埋まっていたり鞄であったときに、荷物を持ったまま座席を探すのは大変です。
また降りるのにも時間がかかります。
そんな時に車両の端の座席を予約しておけば、スムーズに乗り降りができとても楽です。
最前列の座席
最前列の座席は、通称「オフィスシート」と呼ばれていて、大きな机を使うことができます。
このように、重いパソコンを広げられるスペースと丈夫さがあるので、通勤ではるかを利用する方にはおすすめです。
最後尾の座席
最後尾の座席は、後ろの人を気にせず好きなだけリクライニングできます。
また、座席と壁の間に荷物を置くことが可能です。
ゆったりと旅を楽しみたい方におすすめです。
座席選びについてもっと知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
はじめにみなさんは、新幹線や特急列車の指定席・グリーン車を利用するとき、座席の位置をどうやって選んでいますか?「そんなの適当でいーやー」、という方や、「グループ旅行はまとまってればそれで良い」と思っている方が多いのではないでしょ[…]
はるかにおトクに乗る方法
特急はるかの指定席におトクに乗れる切符は以下の通りです。
- J-WESTチケットレス
- eチケットレス特急券
- eきっぷ
- チケットレス特急券
試しに、京都~関西空港の値段(乗車券の値段も含む)を比較するとこちら
通常の自由席 | 3,110円 |
通常の指定席 | 3,840円 |
通常のグリーン車 | 4,610円 |
J-WESTチケットレス(指定席) | 2,760円 |
eチケットレス特急券(指定席) | 3,000円 |
eチケットレス特急券(グリーン車) | 3,690円 |
eきっぷ(自由席) | 3,110円 |
eきっぷ(指定席) | 3,110円 |
eきっぷ(グリーン車) | 3,880円 |
チケットレス特急券(指定席) | 3,440円 |
チケットレス特急券(グリーン車) | 4,610円 |
J-WESTチケットレス
はるかの特急券を最安で買いたいなら、J-WESTチケットレスがおすすめです。
はるかの指定席に自由席よりも安く乗ることができます。
「e5489」から簡単に予約でき、チケットレス(切符を受け取らなくてよい)で乗車できるのでとても便利です。
eチケットレス特急券
1か月前から予約でき、チケットレスで乗車できます。
指定席版だけでなくグリーン車版もあり、グリーン車におとくに乗りたい方におすすめです。
予約は同じく「e5489」からできるのですが、この切符はJR西日本のクレジットカード「J-WESTカード」を持っている人だけが購入できます。
普通の会員は購入できないので注意が必要です。
eきっぷ
eチケットレス特急券の、紙の切符版です。
同じくJ-WESTカードを持っている人だけが購入できます。
チケットレス特急券
指定席・グリーン車がチケットレスで利用できます。
ほとんどおトクにはなりませんが、e5489に登録するだけで、だれでも購入可能です。
発売は乗車の1か月前からスタートします。
追記:外国人観光客多い!
外国人観光客の利用が非常に多く、私が乗ったときにはほぼ満席でした。
大人数での利用の場合、当日では指定席の予約が難しいことがあります。
ちなみに外国人観光客には休日は関係ないので、平日土日ともに埋まりやすくなっています。
ご注意ください。
(筆者乗車時の予約状況。かなり埋まっていることがわかります。)
まとめ
まとめるとこちら
POINT
- はるかに新型車両が増結されている
- 旧型に比べとても快適
- 指定席:「座席表を選ぶ」で確認→8・9号車予約
自由席:7号車 - J-WESTチケットレスで誰でもおトクに乗れる
特に告知もなくいきなりの増結ですが、はるかを利用する方は、ぜひ新型車両を狙ってみてください。
また、これまではるかを通勤に使っていなかった方も、これからはテーブルもあり快適にデスクワークができるので、この機に特急通勤をしてみるのもありかもしれません。
それでは、いい旅を!