飛行機の国内利用
突然ですが、みなさんは国内を利用するとき、飛行機をどれぐらい利用しているでしょうか。
日本各地に空港がつくられ、LCC(格安航空会社)も浸透したことで、最近では飛行機を使う人が増えたように感じます。
そんな飛行機の何よりのメリットは「とにかく速い」こと。
時速1000キロ、音速での移動を叶えてくれる、とても便利な乗り物です。
新幹線の通る東京⇔大阪や、大阪⇔博多などでも、航空会社の出している所要時間であれば、飛行機が圧勝しています。
しかし、そんな便利な飛行機にも「落とし穴」が存在します。
国内を移動するときには、移動手段をすぐに「速い飛行機!」と選ぶのではなく、ほかの方法についても考えて選ぶことが重要です。
そこで、今回の記事では飛行機利用の落とし穴と、飛行機が有利な区間、不利な区間について紹介します。
国内移動の参考にしてみてください。
飛行機の落とし穴 速いけど遅い
「飛行機は速い」そんな常識がありますが、飛行機は実は時間と手間のかかる乗り物です。
なぜならみなさんもご存じの通り「乗り降りにものすごく時間がかかる」乗り物だからです。
搭乗手続きが必要だったりと、空港でかなり時間を使います。
この「飛行機に乗るための時間」を考えないで利用してしまうことが、飛行機の落とし穴です。
まず、飛行機での移動と、競合相手としてよく登場する新幹線での移動方法を比べてみます。
飛行機の移動
- 空港に行く
- 空港で手続きをする(手荷物検査など)
- 搭乗を待つ
- 搭乗
- 離陸→着陸
- 荷物を受け取る
- 目的地に移動
飛行機に乗っている時間は短いですが、搭乗などに時間がかかります。
それに対して、新幹線はこちら。
新幹線の移動
- 新幹線の駅に行く
- 新幹線に乗る
- 目的地に移動
新幹線の移動はシンプル。
新幹線の駅まで行き、乗り込むだけで目的地に着きます。
飛行機は、移動速度は速いものの、「搭乗30分前までには空港に行く」「目的地や自宅から空港が離れていることが多い」などから、実は時間がかかる乗り物です。
つまり、航空会社が発表している時刻表上の所要時間は、実際の所要時間ではないという点に気をつける必要があるのです。
飛行機と新幹線の使い分け
使い分けの簡単な目安は「新幹線で3時間以内なら新幹線、4時間以上なら飛行機」です。
新幹線で3時間以内で行ける区間として、「東京⇔大阪」や「大阪⇔博多」がありますが、これらの区間では新幹線がおすすめです。
一方、新幹線で4時間以上かかる「東京⇔博多」や「東京⇔札幌」では飛行機が速くておすすめです。
飛行機と新幹線で迷った時の一つの目安として活用してください
飛行機が便利な区間
続いて、飛行機利用がおすすめな区間について紹介します。
おすすめな区間の特徴はこちら。
- 離島
- 遠距離(1000キロ以上)
- (目的地や出発地の)空港アクセスが良い
- 直行便がある
これらに当てはまるものとしては、
- 沖縄⇔日本各地
- 北海道⇔日本各地
- 東京⇔九州
などがあります。
要するに「陸路で不便な区間」におすすめです。
飛行機が不便な区間
一方、飛行機が他の移動手段に比べて不便な区間の特徴はこちら。
- 近距離
- 新幹線が発達(3時間以内で行ける)
- 直行便がない
- 空港アクセスが悪い
これらに当てはまるものとしては、
- 東京⇔名古屋
- 大阪⇔金沢
- 東京⇔仙台
などがあります。
これらの区間では、わざわざ手間をかけて空を飛ぶより、他の交通手段を使った方が賢明です。
国内を移動するときに、飛行機の利用を考える際は、移動する区間がこれらのポイントを基に、飛行機は便利なのか不便なのか判断してみてください。
まとめ
今回の記事のポイントをまとめると、
- 飛行機は意外に時間がかかる→飛行機移動の落とし穴
- 陸路で不便な区間は飛行機圧勝
- 短距離、競合が多い区間は不便
- 飛行機が便利か不便かの判断が重要
交通網が発達している日本だからこそ、「的確な移動手段を選ぶ」ことが重要だという事です。
飛行機にも向き不向きがあるので、その特徴を知って活用することで、速く、安く、快適に移動できます。
国内旅行や帰省、出張などでぜひこの情報を活用してみてください。
それでは、良い移動を!