この記事がおすすめの人
- 乗りたい列車が満席で困っている
- 混み合う自由席は利用したくない
- お盆や年末年始・ゴールデンウィークに列車を利用する予定
満席で新幹線・特急に乗れない!
お盆・年末年始・ゴールデンウィークといった繁忙期によくあるのが「満席で新幹線・特急に乗れない」という話。
利用者が多い時期や人気の列車は、指定席の発売とともに飛ぶように売れ、気づいたころには満席となっているということも多々あります。
さらに辛いのが、最近全席指定席の列車が増えているということ。
経費削減のためか、北海道・東北・秋田・北陸新幹線の一部列車、また首都圏・関西のかなりの特急で自由席が廃止されています。
また、観光列車の多くは、全席指定席となっています。
つまり、指定席が予約できなければ、指定席おろか列車にすら「乗せてもらえない」という悲惨な事態に。
これでは帰省や旅行もままなりません。
しかし!
そんな悩みを解決する「満席でも座席が予約できる裏技」があります。
そこでこの記事では、そんな困ったときの助け舟となるテクニックをいくつも紹介していきます。
そもそも指定席とは?
ではそもそも「指定席」とはなんでしょうか。
指定席とは、その名の通り「事前に指定して座る座席」のこと。
列車に乗る前、または車内で席を確保して予約し、その席に必ず座るというスタイルです。
そのため、自由席と違い座席が確約されているため、座れないことはありません。
その一方で、満席となった場合は指定席の予約はできません。
※厳密には、グリーン車も指定ができるので「指定席」ですが、ここでは一般的な「普通車指定席」という意味で扱います。
JRの場合、指定席の予約は乗車1か月前の午前10時からとなっています。
満席で予約できないときの対処法
ここからは、満席で予約できない、もしくは家族でまとまった席が取れず困っているという方に向けて、裏技を紹介していきます。
列車を変える
一番シンプルなやり方としては、列車を変更するということ。
変更の方法として、2つ方法があります。
時間を変える
新幹線・特急にはやはり埋まりやすい時間帯というものがあります。
朝や夕方5時ごろのいわいる「ラッシュアワー」には混み合うことが多いですので、早朝や深夜、また中途半端な昼間の時間帯で空いている列車がないか見てみてください。
種別を変える(新幹線)
新幹線では、種別(「のぞみ」や「こだま」などのこと)を変えるのも方法です。
東海道山陽新幹線であれば、一番速い「のぞみ」ばかりに目が行きがちですが、「ひかり」「こだま」といった遅い列車もあります。
また山陽九州新幹線であれば、「みずほ」「さくら」は車両数が半分で埋まりやすいのに対して、こだまやのぞみは空いていることも多いです。
乗換案内で出てきた列車だけにこだわらず、別の種別を考えることも大切です。
座席を変える
「普通車指定席」にこだわらず座席を変える方法。
一番簡単なのはあきらめて自由席を選ぶことですが、自由席は混んでいやな方や、そもそも自由席がない場合すらあるでしょう。
そんな場合の解決策を紹介します。
グリーン車を利用
グレードアップをして「グリーン車」を利用するのも手です。
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立席を利用
東北・秋田・北海道・北陸新幹線を走る「はやぶさ」「こまち」「はやて」「かがやき」にはなんと自由席が一席もありません。
それではさすがにマズイということで、救済策として「立席」が導入されています。
(その他全席指定席の一部特急でも導入されています)
乗車券に加え「立席特急券」というものを購入することで、満席であっても席なしで乗車することが可能です。
詳しくはこちらでご覧ください。
個室を利用(山陽新幹線と一部特急)
普通の座席が満席でも、個室が空いているということもあります。
特に山陽新幹線の一部こだまでは、「山陽個室」という3~4人で利用できる部屋があり、家族旅行にぴったりです。
山陽個室は知名度が高くないため、まとまった席が取れないときに有効です。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
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乗車区間を短くする
たとえ乗りたい区間の指定席が取れなくても、少し乗車区間を短くしさえすれば、席が空いているということもよくあります。
例えば「新神戸→東京」で満席でも、神戸と新大阪間は妥協して在来線に乗り、「新大阪→東京」だけ新幹線にのるなら、空席があることが多いです。
きっぷを分割(新幹線)
先ほど紹介した「乗車区間を短くする」を応用したやり方です。
複数列車を乗り継ぐ
直通の新幹線がだめでも、乗り換えると予約できることも多々あります。
新神戸→東京の場合、直通列車にこだわらず、新大阪で乗り換えをすれば空席があることも多いです。
一部区間だけ自由席に
全区間指定席を利用するのではなく、一部区間だけ自由席を利用する方法です。
新神戸→東京を例にとると、
- 新神戸→新大阪:自由席
- 新大阪→東京:指定席
とすれば、同じ列車に乗りながら、座席を移動するだけでOKとなります。
きっぷの買い方が少し複雑なため、券売機ではなく窓口で購入するとスムーズです。
指定席の席移動
同じ列車で途中で席移動し、複数の席を予約するやり方です。
新神戸→東京を例にとると、
- 新神戸→新大阪:指定席
- 新大阪→東京:指定席(別の席)
と途中で席移動をすれば、直通列車でなおかつ全区間座ることができます。
しかし、券売機はおろか、駅の窓口の機械でも発券が難しい「裏技中の裏技」ですので、駅員さんに断られる可能性もあります。
ただ、この方法で予約できることもあるので、どうしても困ったときの奥の手として使い、窓口で相談してみましょう。
座席の埋まり具合を見る方法
JRの列車の座席の予約状況が見れるサイトを紹介します。
JR CYBER STATION
JRのほぼすべての指定席の埋まり具合を検索できる、JR公式のサイトです。
〇△×の3段階で埋まり具合を表示し教えてくれます。
予約サイト・駅の券売機
具体的にどの席が空いているのか座席表で見たいときは、予約サイトもしくは駅の券売機がおすすめです。
「えきねっと(JR東)」「e5489(JR西)」などの予約サイトであれば、実際に列車の予約手続きをしていき、入力画面で「シートマップ(座席表)から選ぶ」をクリックすることで、座席表が見られます。
予約申し込み途中なので、そのまま予約せずに座席表だけを見て元の画面に戻れば問題ありません。
駅の券売機(新幹線や特急が予約できる「みどりの券売機」など特別な券売機)でも、同じように申し込み入力をして座席表をのぞき、途中でやめて戻ってくる方法ができます。
どちらも間違えて予約しないように、また券売機を占有しすぎないよう気を付けましょう。
もちろん窓口で空席を教えてもらうことも可能です。
まとめ
この記事で紹介した「満席でも指定席に座れる裏技」をまとめると、
まとめ
- 列車を変える
- 時間を変える
- 種別を変える(新幹線)
- 座席を変える
- グリーン車を利用
- 立席を利用
- 個室を利用(山陽新幹線と一部特急)
- 乗車区間を短くする
- きっぷを分割(新幹線)
- 複数列車を乗り継ぐ
- 一部区間だけ自由席に
- 指定席の席移動
かなり盛りだくさんな記事になってしまいましたが、まとめると「満席でも工夫すれば座れる」ということです。
列車が予約できず困っている方、どうしたらよいか分からない方のお役に立てれば幸いです。
後半少し複雑な内容となってしまいましたので、もしわからないことがあれば、コメントよろしくお願いします!
何よりもまずは「早めの予約」を心がけて、発売の1か月前には予約できるように計画を立てていきましょう!
それではよい旅を!